『スピリティッド・アウェイ《千と千尋の神隠し》より』上田高等学校吹奏楽班
本年は高校吹奏楽の皆さんにとっても、受難の年でありました。様々な発表の場が無くなり、特に吹奏楽コンクールが行われなかった事は、吹奏楽の歴史の中でも特に重く、また記憶に残るものになってしまったかもしれません。 この「Js文化フォーラム音楽広場」では、コンクールという形式ではありませんが、希望される高校吹奏楽の皆さんに演奏頂き、この場に1ページを刻んで頂くことにしました。 その1番手として、上田高等学校吹奏楽班の皆さんに演奏頂きました。 残念ながら時期的な事から3年生の皆さんはご出演頂けませんでしたが、次を担う1・2年生の方々が素晴らしい演奏をしています。 是非お聞きいただければと思います。
上田高等学校は、長野県上田市にある県立高校で、江戸期上田城三の丸藩主居館でした。吹奏楽の歴史も古く、OB会も存在し(http://ueda26shousou.sakura.ne.jp/)演奏会等も開かれているようです。上田高等学校定期演奏会だけ見ても、昭和50年(1975)が第一回の定期演奏会です。
収録は2020年10月18日(日曜日)東御市文化会館です。(Js文化フォーラム)
上田高等学校吹奏楽部HP
■上田高等学校吹奏楽班班長 さんより
発表の場が減ってしまった中、このような機会をいただき、班員一同すごく楽しみにしていました。お客さんのいないホールで演奏するのはいつもとは違い大変な部分もありましたが、とても貴重な経験になりました。
目の前で演奏することはできませんが、ぜひ上田高校のサウンドをお楽しみください。
(2年コントラバス担当:上田高校吹奏楽班班長 )
■曲の紹介
『スピリティッド・アウェイ《千と千尋の神隠し》より』(作曲:久石譲・木村弓 編曲:森田一浩)
スタジオジブリ作品、映画「千と千尋の神隠し」の中から 竜の少年、カオナシ、あの夏へ、底なし穴、湯婆婆狂乱、いつも何度でも、ふたたび の場面の曲がメドレーになっています。各場面のシーンを思い浮かべながらお聴きください。
■上田高等学校吹奏楽班副顧問 宮下靖弘先生より
音楽系クラブにとって、一つ一つの音楽会はその時に所属している生徒達の大切な発表の場であり、目標、経験、成長の場となります。しかしコロナ禍の中で、演奏の機会を作るためにはこれまでとは違う方法で発表、発信していくことを考えなければならない状況になり、私達はその方法を模索していた所でした。
今回の私達の演奏は、1,2年生の新体制になってからの初舞台でした。このような素晴らしい環境の中で演奏させていただけたこと、そしてその動画を配信していただけることを本当に嬉しく思っています。動画での演奏は「まだまだ新体制」という言葉が拭えない部分も多々ありますが、本番に向けて毎日の活動の軸にしながら練習することができました。サンテラスホールで演奏できたこの経験を基に、これから良いバンドに成長していくことができると信じています。
貴重な機会をいただき、ありがとうございました。今後とも上田高校吹奏楽班を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
(指揮:上田高校吹奏楽班副顧問 宮下靖弘)
撮影日:令和2年10月18日