【Special】荻原 松美さん木内 貴大さん田中美恵子さんによる演奏

荻原 松美さん木内 貴大さん田中美恵子さんによるスペシャルライブ

ご依頼をいただいてから演奏までの間、様々な葛藤とともに過ごしてまいりました。
新型コロナウイルスは自身が思っている以上に状況が重く、医療従事者の皆さんやそれに関わる全ての皆さんに対して『自分は何ができるのだろうか』と考える日々ででした。そんな中、仲間と奏でる音楽に力をもらいました。今は音楽の力を信じて、音楽の優しさを感じて、音楽のメッセージに委ねて、できることから始めておこうと思います。

最後に、このアンサンブルに多大なるご理解、ご協力をくださったJS文化フォーラムの皆さん、そしてパーカッションの荻原さん、ピアノの木内さんに心より感謝申し上げます。

ありがとうございました

田中美恵子

田中 美恵子(たなかみえこ):ヴァイオリン

武蔵野音楽大学ヴィオラ専攻卒業。
大学在学中、学内選抜にてヨーロッパ研修演奏旅行に参加。
ミュンヘンをはじめ13都市をオーケストラで遠征。NTT新人演奏会、都内の主要オーケストラにてフリーランスで出演。
2012年 長野技能五輪・アビリンピック公式テーマソング”虹のチカラ” に出演。
2016年6月には軽井沢アマデウスバンドのヴィオラ奏者として、モーツアルトのオペラ「魔笛」、2020年7月にはオールビートルズを収録した「ビートレリアナス」をギタリスト 尾尻雅弘プロデュース、追分コロニー監修のもとヴァイオリンでCDをリリース。
アートメントNAGANO2018「善光寺de音楽数珠つなぎ」「音楽数珠つなぎライブin長野市芸術館」「お届け芸術館」に出演。
軽井沢ホテルブレストンコート主宰「サマーキャンドルナイト 2019」にレギュラーで出演。クラシックのみならずジャズ、ポップスなどクロスオーバーな音楽をヴァイオリン・ヴィオラでサポート。軽井沢ファミリーオーケストラ弦楽器トレーナー。
日本クラシック音楽コンクール弦楽器部門審査員。U演奏家協会会員。これまでにヴァイオリンを室谷高広、ヴィオラを磯 良男、故 ウルリッヒ・コッホ、須藤三千代の各氏に師事。

荻原 松美(おぎはらまつみ):パーカッション

長野県東御市出身。国立音楽大学卒業。
大学在学中に「シエナ・ウインド・オーケストラ」のオーディションに合格し、入団。以後、現在に至るまで同楽団の打楽器奏者として活動。
他に、フルート・ピアノ・パーカッションのアコースティックトリオ「賛美音」、上野信一&パーカッショングループ“PHONIX”、アンサンブル・ノーヴァ、各メンバー。
U演奏家協会会員。
長野県小諸高等学校非常勤講師。
尚美ミュージックカレッジ専門学校非常勤講師。
「イノベイティブ・パーカッション」、「エバンス」、「CANOPUS CONCERT SERIES」のエンドーサー。

official website

木内 貴大(きうちたかひろ):ピアノ

ピアニスト・シンセシスト・サウンドクリエーター。
清泉女学院短期大学 講師。楽曲の制作・提供の音楽事務所 「音工房クララ」 代表。U演奏家協会 会員。佐久演奏家協会会員。小諸高等学校音楽科卒業。武蔵野音楽大学大学院音楽研究科 器楽専攻(ピアノ) 修了。ピアノを4歳より島田紀美子、高坂朋聖、コンスタンチン・ガネフの各氏に師事。日本クラシック音楽コンクール全国大会大学の部入賞。コンチェルト含むソロ・アンサンブル活動やソリスト伴奏、コンクール審査員、合唱伴奏・指導他、作編曲活動。ピアノ教室で後進の指導に当たる。U演奏家協会公演「そんねんまくコンサート」「夏は来ぬコンサート」などに出演。
2016年サントミューゼ大ホールの「木内貴大ピアノリサイタル」では所属する「上田アンサンブル・オーケストラ」とコンチェルトの協演。
DanceArtPro主催の「Stella」、「Smoke」にて、コンテンポラリーダンスやライブペイントとの舞台を共演。今年3月には「音工房クララプレーヤーズ春色デビューコンサート」を開催。演奏・指導以外では映像や舞台、施設などの各種BGMを受注制作する。編曲や楽譜の浄書も行う。


サンテラス Songs for you

今回の演奏の様子を8/9(日)9:00から放送します。(放送は終了しました)

YouTubeでご覧いただけます(コチラをクリック)

 放送終了後、Youtubeでもご覧(お聞き)いただけるようにしますので、お聞き逃しの方も大丈夫です。

「サンテラスSongs For you」は、パーソナリティーの依田こずえさんがお届けする音楽番組で、東御市文化会館で行われる、コンサートを中心に構成しています。この番組は、コロナ禍の中、本年6月から始まった不定期番組となっていて、イベントやコンサートが開催しにくくなった中、無観客での演奏会を開いている東御市文化会館(Js文化フォーラム)での演奏会を、番組としてお届けしているものです。

「はれラジ」(エフエムとうみ)は、長野県東御市、上田市、小諸市、立科町、長和町等(各一部)をカバーする、コミュニティーFM局です。 地域独自の番組をはじめとして、パーソナリティーの愉快で楽しい番組が沢山ありますので、お聞きいただければと思います。 全国各地でお聞きいただけるアプリがありますので、ダウンロードしてください。


演奏曲

リベルタンゴ/アストル・ピアソラ

モダンタンゴの父とも呼ばれたピアソラの代表作の一つ。リベルタとタンゴを掛け合わせた造語『リベルタンゴ』は1974年に作曲されたくさんのアーティストを魅了し続けています。近年ではチェリストのヨーヨー・マがサントリーローヤルのCMで演奏していたことから脚光を浴びる。ヴァイオリンの咽びなくようなポルタメントや揺るぎないピアノの旋律に加えて、きりりと背筋の伸びるようなパーカッションの鮮烈なリズムをお聞きください。

コーヒールンバ(モリエンド・カフェ)/ホセ・マンソ・ペロー二

『コーヒーを挽きながら』(モリエンド・カフェ)とも呼ばれ、独特なリズム感とマイナーコードの中にも躍動感が漲っています。1958年にコーヒーをモチーフに作られアルパ奏者のウーゴ・ブランコの演奏で一躍有名に。作曲したホセ・マンソ・ペロー二はブランコの叔父でもある。今回ご一緒させて頂いたパーカッションの多彩な音色がイメージとして常にあり選曲に至りました。リンガーハットを被って演奏している心持ちです。

③ サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー/ジョージ・ガーシュイン

ガーシュインの兄アイラ・ガーシュインの作詞でもあるこの曲は1926年にミュージカル『オー・ケイ』の歌い手のために作曲。後にフランク・シナトラやレイ・チャールズなどたくさんのアーティストがカバーしています。『誰かが私を見つめている』の邦題でも知られており、こちらもたくさんのアーティストがカバーを手掛けています。
何年か前に弦楽四重奏で演奏する機会がありこの曲に出会いました。当時、なんとも大人びた旋律をどう演奏したら良いのかひたすら悩みましたが、歌詞の言い回しのようなものから独り言のように語り口調で演奏しては楽しんでおります。


④ サンバ・オブ・ザ・サン/NAOTO

Gクレフの影響を受けクラシック界からポップスに転向されたヴァイオリニストのNAOTOの楽曲。彼の世界観に惹かれ選曲に至りました。夏を思わせるサンバのリズムが体の中から楽しませてくれます。パーカッション、ピアノともにアドリブを回し即興で遊びました。少しでも音楽で元気な気分になってもらえたらと、言葉を音楽に置き換えてこれからも発信して参ります。

撮影日:令和2年7月26日 日曜日

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