【ピアノのゆふべ】滝沢栞理さん
この度はこのような演奏の機会をいただけましたこと、心から感謝しております。本当にありがとうございます。
先行き不安な毎日ですが、今、音楽の力で何が出来るのかを自分なりに考え、これからも邁進して参ります。
1日でも早く平穏な日常が戻ってきますように… みなさまお身体を大切にお過ごしくださいませ。
本日はご視聴いただきましてありがとうございました。
滝沢栞理(タキザワシオリ)
東御市生まれ。
4歳よりヤマハ音楽教室にてピアノを習い始める。
中学校を卒業後、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)に入学し、2017年卒業。
これまでピアノを金井明子、岡部由美子、小山香織、深沢雅美、玉置善己、江澤聖子の各氏に師事。室内楽を神田寛明、三輪郁の各氏に師事。
第27回長野県ピアノコンクール最優秀賞。第7回東京ピアノコンクール審査員特別賞。第11回セシリア国際音楽コンクール第2位。
第7回蓼科音楽コンクールin東京にて受賞者によるコンサートに出演。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)入学時より長野桐朋会主催の桐朋学園夏の夕べのコンサートに出演。
東御市文化会館にてピアノのゆふべ#55,#61に出演。
現在は桐朋学園大学4年に在学中。
ベートーヴェン : 創作主題による32の変奏曲 ハ短調(一部抜粋)
わずか8小節の主題から始まる変奏曲ですが、ここから展開する変奏曲の技巧や工夫には、円熟したベートーヴェンらしさが多く詰まっています。常に緊張感を感じられることもこの曲の魅力となっています。威厳がありながらも崇高な変奏が繰り出されていく様をお楽しみくださいませ。
ドビュッシー : 2つのアラベスクより第1番 ホ長調
“アラベスク“には“唐草模様”の意があり、ドビュッシーは音楽が織りなす曲線美を“アラベスク”と表現しました。3連符やアルペジオを反復することで、視覚的にもアラベスクをイメージさせる手法が垣間見えます。また分散和音の響きが徐々に変化し、美しさが浸透する音楽には心が洗われる世界が広がっています。
撮影日:令和2年8月2日