【ロビーコンサート】ぐるーぷ悠 ~和楽器アンサンブル~
尺八 中村 和己
1箏 栁澤 千恵美・田尻 晴美
2箏 三井 由香
3箏 阿部 雅子
十七絃 山下 庸子・古越 千秋
佐久市出身で現在東京を拠点に演奏活動を続けている箏演奏家木村玲子先生を指導者として、定期的に練習を重ねコンサートを開催しています。昨年秋には15回目のコンサートを開催致しました。
メンバーは、長野県東信地域から社中、流派を超えて集まっており、大勢で作り出す豊かな音や合奏の魅力に惹かれ、より美しい音楽を目指し各々が研鑽を重ねつつ、月2回のアンサンブルの練習に臨んでいます。一昨々年より尺八のメンバーも加わり、演奏曲の幅も広がっています。
和楽器のアンサンブルを楽しみながら、邦楽器の音色の美しさと日本音楽の素晴らしさを多くの方に知って頂けることを願いつつ活動を続けています。
ぐるーぷ悠メンバーを随時募集中です♪ ご一緒に和楽器のアンサンブルを楽しみませんか!
♪メッセージ♪
「演奏者のためにホールはありますから・・・」
と、サンテラスホールのスタッフの方が言って下さったこの言葉の通り、演奏に集中できる環境と気持ちまで整えて頂き、温かく見守られながらの収録となりました。
感染収束への道筋が見えない中、このような新たな試み、様々な工夫を重ね、バージョンアップしながら舞台をご提供下さるご様子は、奏者として何より幸せなことと感じました。ぐるーぷ悠として貴重でありがたい経験をさせて頂き、心より感謝致します。
そして見応えあるカメラワークと共に和楽器の魅力、アンサンブルの楽しさをお伝えできることを願っております。皆様の心に日本音楽の美しい調べが届きますように・・・
ありがとうございました。
<以下ぐるーぷ悠メンバーからの感想です>
とても響きの良いホールでした。音響機材、撮影カメラ、本格的でびっくり!ドキドキ!ライブとは違う無観客という状況下での、なかなか味わえない心地いい緊張感がたまりませんでした。1曲にこんなに集中して向き合い、皆の気持ちが1つになった高揚感が最高。動画収録は初めての経験で緊張した~でも楽しかった。プロのヘアメイクさんまでついて舞台女優のよう。見慣れない舞台化粧に皆で笑い合いながら場が和みました。平穏な日々に戻ったら、お客様で溢れるこんな大ホールでのコンサートを目標に日々練習を積んでいきたい。次へのステップの原動力になりました。
〔大好きな箏と仲間と♪ 三井由香〕
演奏曲
「飛騨によせる三つのバラード」
曲:長沢 勝俊
~作曲者解説より~
飛騨はかつて、幕府の天領として栄えた所ですが、ここには今もまだ当時の手づくりの文化が豊富に残っており、私たちがいつのまにか手放してしまった色々のものを、再び見ることができます。この曲は飛騨に残る数多くのものの中から、私が特に強く心ひかれたものを素材としてとりあげ、組歌風にまとめたものです。
一楽章 歩荷[ぼっか]
山を越えて物を運搬する人のことを言います。きしむわだちの音、しっかりとした大地を踏みしめて歩く力強い足どり、厳しい山国の自然と飛騨に生きる人達の生活があります。
二楽章 立円[たちつぶら]
今でいうベビーサークルのことです。おそらく飛騨の匠達が作ったかもしれないこの木製の立円に、親の子供に対する愛情と生活の知恵を感じさせます。
三楽章 杉玉[すぎだま]
杉の葉を束ねて作った大きな玉が造り酒屋の店先にぶら下がっています。これを杉玉、又は杉林ともいいます。酒といえば祭、晴れの日の祭の哀歓を描いたものです。
撮影日:令和2年9月8日 火曜日