Presented by 長野興農
第89回サンテラスロビーコンサート
「Esprit 音の愉しみ」
録音は、自分の演奏を記録するひとつの手段であり、今回このような形で経験する事が出来たのはとても勉強になりました。学ばせて頂いた事を糧にこれからも精進して参ります。ありがとうございました。
プロフィール
Trumpet 那須野 太郎
上田市出身。4歳よりピアノを、9歳よりトランペットを始める。県立小諸高等学校音楽科を経て、沖縄県立芸術大学器楽科を卒業。大学在学中より、地域での音楽活動に貢献している。一例として、2019年10月の首里城火災を経て、復興支援コンサートを行った。また、作・編曲も学び、主に沖縄の民謡を題材とした編曲や作曲を多く手掛ける。
これまでにトランペットを閏間健太、鈴木勝久、倉橋健、高橋敦の各氏に、室内楽を井上順平、阿部雅人、倉橋健の各氏に、ピアノを堀井園実、御邊典一、大城了子の各氏に師事。
Pianist 上田 勇貴
香川県出身。沖縄県立芸術大学器楽専攻卒業。ピアノを高尾啓子、山内由佳、小沢麻由子、矢沢朋子、作曲を福富秀夫、近藤春恵、土井智恵子の各氏に師事。第23回おきでんシュガーホール新人演奏会オーディションにて共演者賞を授賞。
演奏曲
沖縄の民謡による幻想 / 作曲:上田 勇貴
Trumpet 那須野 太郎 Pianist 上田 勇貴
たとえ辛くとも、音楽に癒され、前を向いていけること_。その明るく優しいうた達は愛され、「島の誇り」として存在し続けています。私たち演奏者は、「誇り」としてのうた達を後世に伝えていかねばなりません。ひとりの音楽家として。今回はその中から、著名であり、なおかつ旋律線の美しいものを選択しました。
『月ぬ美しゃ 安波節 赤田首里殿内 安里屋ユンタ てぃんさぐぬ花』
木曽節 / 編曲:那須野 太郎
Trumpet 那須野 太郎 Pianist 上田 勇貴
平成26年9月27日の御嶽山の噴火から7年が経過しました。犠牲になられた方々の鎮魂を祈り、演奏させて頂きました。長野県の民謡の中でもひときは有名であり、なおかつその研ぎ澄まされた歌詞と旋律からは、長野の山の厳しさ、美しさを感じる事が出来ます。日本古来からの和の響きと、近代クラシック音楽の技法を融合させることを編曲のコンセプトとしました。
撮影日:令和3年9月22日