第46回 長野県アンサンブルコンテスト高等学校部門 東信地区大会

※出場校のうち動画公開を希望した学校のみ撮影し公開しております。

 令和2年は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、学校現場は大きな影響を受けました。2ヶ月近くにわたる休校を経て学校は再会しましたが、その後もクラブ練習は制限を受け、演奏を行うホールも休館し、演奏会やコンクールも相次いで中止を余儀なくされました。今回の長野県高等学校アンサンブルコンテスト東信地区大会は、無観客にはなりましたが、「Js文化フォーラム音楽広場」と東御市サンテラスホールのご協力をいただき、ホールで開催することができました。今年になってはじめてホールで演奏したという生徒も多いかと思います。コンテストという緊張する場ではありますが、ホールで演奏する喜びに満ちた高校生の姿をぜひご覧ください。

第46回 長野県アンサンブルコンテスト高等学校部門
東信地区大会 演奏プログラム

プログラム1番 佐久長聖中学・高等学校 金管八重奏「晴れた日は恋人と市場へ!」

『晴れた日は恋人と市場へ!』は玉川学園中学部吹奏楽部の委嘱で、2002年末から2003年初頭にかけて建部知弘氏により作曲された作品です。
題名の通り、爽やかに晴れた日に好きな人と出掛ける主人公の心を朝目覚めた時から順番に追っています。それぞれの楽器の活躍や、色彩豊かなハーモニーが魅力の一曲です。
主人公の気持ちを、強弱やテンポ、音色などで表現できるよう工夫して演奏しました。

プログラム2番 小諸高等学校 管弦八重奏 「忘れがたみの丘」

この曲の元となったのは、スコーグスシュルコゴーデンという、スウェーデンの共同墓地です。そこから、人の魂の儚さや過去、様々な思いが交わり合うような曲調の中で、「生きたい」という生命力を感じる温かいフレーズにも、ご注目してお聴きください。このような大曲を演奏させていただけること、ここまで支えてくださった顧問の先生、チームの皆に感謝して演奏させていただきます。

プログラム4番 佐久長聖中学・高等学校 木管八重奏「水墨画三景にみる白と黒の陰翳」〜木管八重奏のためのXV

佐久長聖中学・高等学校木管八重奏です。 私達が演奏した『水墨画三景にみる白と黒の陰翳』は、2014年に内藤友樹氏により作曲されました。一つの水墨画を、3つの視点から見た情景が描かれています。 今回はフルート、クラリネット2本、バスクラリネット、サクソフォン4本の編成で演奏いたしました。 水墨画のような情趣ある場面転換や、木管楽器の色彩感あふれる響きをお楽しみください。

プログラム7番 佐久長聖中学・高等学校 打楽器三重奏「鳥伽藍/鳳凰」

私たちが演奏した『鳥伽藍/鳳凰』は、和を彷彿とさせる曲調で、私たちはこの曲を「鳳凰の一生」と解釈し、曲中の様々な場面で情景が浮かぶ様な演奏が出来るようにイメージ作りを大切にしました。また、タイトルにある「伽藍」とは、寺院の中枢となる場所で僧侶が修行を行う場所です。そこで、1人の僧侶が「鳳凰の一生」を紐解いていく様が描ける様に演奏しました。

プログラム8番 佐久長聖中学・高等学校 管楽五重奏「さくらのうた~フレキシブル・アンサンブルのための~」

2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲として、福田洋介氏により作曲された『さくらのうた』。多くの方に愛されたこの曲を、今回はクラリネット3本、ホルン、バリトンサックスで演奏いたしました。 私たちはこの曲を「演奏者自身に表情をつけて欲しい曲」だと解釈し、場面ごとにどのような情景になるかを考えながら演奏しました。そしてさくらの華やかさを意識しつつ、暗い場面や明るい場面の移り変わりが伝わるように感情を込めて演奏いたしました。

プログラム9番 上田千曲高等学校 管打六重奏「七つの惑星、そうして目に見えないもの -「星の王子さま」のエピソードによる組曲」

この曲は、『星の王子様』のストーリーが題材となった曲です。王子様が旅をした6つの惑星、そして最後の星「地球」をイメージし、それぞれのパートが歌い上げます。 星とその星の住人を全員で意識し、明るいサウンドで作り上げました。

プログラム10番 岩村田高等学校 金管八重奏「金管八重奏のためのパヴァーヌとダンス」

この曲は、美しいメロディーとハーモニーのパヴァーヌと力強くリズミカルなダンスの2つの場面で構成されています。2つの違いを出すために、強弱や吹き方に重点をおき練習しました。 本番では思い通りにいかなかったところも、練習以上にうまくいったところもありました。本番の難しさが改めてよくわかり、実りある良いコンクールとなりました。8人で一生懸命演奏したパヴァーヌとダンスをどうぞお楽しみください。

プログラム11番 野沢南高等学校 管打五重奏「春の扉」

この曲は2020年の春に作曲された曲で、この時期は新型コロナウイルスの影響もあり、なかなか外出が自由にできない状況でした。そのような状況の中、早く扉を開けて自由に外に出られるように、皆で音楽を奏でることができる平穏な日常が戻ってくるようにと願いを込めて作られた曲です。  この曲を吹くにあたって、作曲者がイメージした春の温かさを表現すること、場面場面の切り替えをハッキリさせることなどに力をいれて演奏しました。 聴いた人に少しでも春の温かい雰囲気を感じていただけたらいいなと思います。

プログラム12番 小諸高等学校 トランペット五重奏「X1」

X1は、世界で初めて水平飛行で音速を突破したアメリカの有人航空機をモチーフにした曲です。題名の通り、疾走感のある曲です。途中にエンジン音を表現する場面にも是非ご注目下さい。トランペット5重奏という珍しい編成ではありますが、県大会でも私達が創り上げたX1を楽しんでいただけるように頑張ります。

プログラム13番 小諸高等学校 金管八重奏「あの虹の向こう」

どこまでも進んでいくような、未来への希望が溢れる作品です。コロナ禍で私達の音楽で希望を与えたい!と選曲をしました。冒頭のファンファーレが明るく鳴り響き、軽やかな音楽が始まります。中間部は各楽器の旋律をつなぎながらあたたかく進んでいき、最後は虹の向こうが見えるような希望溢れるフィナーレを迎えます。今、こうして演奏できることに感謝をし、苦しい時期ではありますが、皆様に勇気を与えられたら幸いです。県大会でも私達色の10色の虹をお届けできるように頑張ります。

プログラム14番 上田高等学校 打楽器八重奏「ステンドグラス」

3つの楽章で構成されるこの曲は、光の加減で様々に変化するステンドグラスの美しさと色彩感にインスパイアされた作品です。打楽器特有の迫力のある色彩感豊かな音色で表現したキラキラと輝くステンドグラス。 どうぞ最後までお楽しみください。

プログラム15番 上田西高等学校 混成五重奏「ルーマニア民俗舞曲」

私たち混成五重奏は、どうやったら良いサウンドを作ることが出来るのか、ほとんどの人が知らない状態で始まりましたが、みんなで練習を重ねてくにつれて、仲が深まり多くの意見も出し合いながら練習をすることができるようになりました。 私たちは、楽章ごとにそれぞれの踊りのイメージを持つ事を意識して演奏しました。本番はとても緊張した上、結果も残念でしたが楽しんで演奏をすることが出来たので、とても満足しています。 私たちの演奏をお聴きいただけたら嬉しいです。

プログラム16番 岩村田高等学校 管弦六重奏「ルーマニア民族舞曲」

この曲は当時ハンガリー王国の一部であったルーマニアの各地の民謡を題材にしたものであり、全6曲からなっています。その中から私たちは5曲を演奏しました。曲ごとの雰囲気を表現するためにそれぞれの楽器の音色を研究しながら練習してきました。発表の場が減ってしまった中ではありますが、こうしてステージに立てたことをとても嬉しく思います。民俗音楽の独特な雰囲気をお楽しみください。

プログラム17番 上田染谷丘高等学校 フルート三重奏「緋色の桜」

それぞれの場面ごとの情景を考え、きれいな桜並木、夜空の下で踊る人々、お祭りの様子などをイメージして演奏しました。その中でも、祭りの始まりの雰囲気や、人々がいなくなった後の桜が儚く散っていく様子などが聞いている方に伝われば嬉しいです。 私達自身が楽しんで演奏することと、場面毎の雰囲気の違いを表現することを大切にしながら練習してきました。 きれいに咲く桜を思い浮かべながらお聞き下さい。

プログラム18番 上田高等学校 金管七重奏 「スパークリング・ブラス」

「弾け散る金管楽器の響き」をイメージしてハーモニーを作ることを意識しました。 また、7人で奏でる和音の「響き」を大切にして演奏しました。

プログラム20番 佐久平総合技術高等学校 混成三重奏「月は優しく愛を照らす」

この曲は、最初聴いたときから演奏したいと思い、メンバー3人が全会一致で決めた曲です。曲を創っていく上で、恋人同士が月に照らされているような優しい情景を表現できるように練習してきました。バラバラな楽器の編成ですが、繊細な演奏をするために音のまとまりを意識して取り組みました。 聴いてくださる方に、愛が月に照らされ優しく輝いている様子が伝わると嬉しいです。

プログラム21番 岩村田高等学校 打楽器三重奏 「ラプソディーⅢ 凛」

「凛」というものを複層的な響きとスピード感、そしてエネルギーの感じられるフレーズで、和太鼓的なリズム体系をモダン楽器でシャープに表現されている1曲です。 コントラストのある演奏を目指し、音色や間を大切にしながら練習を重ねてきました。中間部から終結部にかけての、迫力ある場面は3人で最もこだわった部分です。当日は心を一つに演奏しました。どうぞお聴きください。

プログラム22番 上田染谷丘高等学校 金管八重奏「文明開化の鐘」

この曲はそのタイトルの通り「時代が明るい未来へと移っていく」文明が開化することを表している曲です。私達は「明治時代の文明開化」を想像し、そのことが連想できる写真集めなどをしました。 曲の前半は、今まで誰一人いなかった静寂の場所に、人が来て、汽車や車が走り、賑やかな街に変わっていく。そんなイメージです。 中間部は「古き良き時代」を思い出しているイメージで演奏しました。そして最後は冒頭のテーマに戻り、元気よく希望に満ちた未来を想像しながら演奏しました。

プログラム23番 上田高等学校 サクソフォン四重奏「彗星 トルヴェールの《惑星》より サクソフォン四重奏のための」

「彗星」は疾走感のある宇宙が連想される曲です。 ホルストの「惑星」のパッセージが散りばめられているので探してみてください。 1つ1つの楽器がすべて主役となります。ぜひお楽しみください。

プログラム24番 上田染谷丘高等学校 木管四重奏「喜びの島」

私達はドビュッシーの「喜びの島」を演奏しました。原曲がピアノ曲であり、細かいパッセージは指回しが大変で、それが出来たとしてもピッチやアタック・リリースが上手くいかなかったりして、とても苦労しました。ですが地道にコツコツ練習を積み重ね、自分たちの理想へと近づけていくことが出来ました。 曲の中間部は、私達のアピールすべき場所であり、また私達が好きなところでした。なので尚更深く気持ちを入れ込んで練習することで、自分たちの個性を上手く表現できたと思います。 この曲への取り組みを通して、曲と向き合い、そして自分の音と向き合うことの大切さを改めて学ぶことが出来ました。

プログラム25番 上田西高等学校 混成八重奏「ブエノスアイレスの春」

私達は”一人一人が音楽を創る”ことを目標にして、練習に取り組んできました。メンバー全員が初めて経験する編成な事もあり、分からないことが多かったです。 しかし、一人一人の練習に積極的に取り組む姿勢は、自然とグループ全体のまとまりに繋がったと思います。 私達の集大成の演奏をお聴き頂けたら嬉しいです。

プログラム26番 野沢北高等学校 金管八重奏「マンモス・ケーブの軌跡」

マンモス・ケーブの壮大さを8人で表現して演奏します。 マンモス・ケーブとはアメリカにある世界最大の洞窟です。各楽器のソロにも注目して、お聴き下さい

プログラム27番 小海高等学校 クラリネット三重奏 「ウェントス」

「Ventus」とはラテン語で風を意味する言葉です。その名の通りクラリネット3本によって風のような疾走感が感じられる曲です。メロディーが絶えず引き継がれたり、パートごとの掛け合いが多くあるなど、緊張感漂う曲で場面展開などが早く、聴いていて飽きない曲です。

プログラム28番 上田西高等学校 打楽器四重奏「傀儡の匣」

この曲の題名にある傀儡とは操り人形のことで、私たちは傀儡をイメージしながら曲を練習してきました。どのような場面か想像しながらお聴きください。

プログラム29番 岩村田高等学校 サクソフォン三重奏 「パッション」

3つの部分で構成されているこの曲は、それぞれの場面で表情を変えます。16分音符を軸に据えたユニゾンや色気のあるゆったりとした中間部、そしてCapricciosoによる気まぐれさ・・・というように聴いていて飽きのこない曲です。ぜひ、それぞれの場面のストーリーを思い浮かべながらお聴きください。

プログラム30番 小諸高等学校 管打八重奏「テレプシコーレ舞曲集より」

M.プレトリウスが作曲したテレプシコーレ舞曲集から、4つの楽章を抜粋し編曲しました。 美しいコラールや当時の宮廷の舞踏を連想させる曲です。ルネサンス、バロック時代の宮廷を思い浮かべながらお楽しみください。この管打8重奏で、県大会でも皆様の心をあたたかく包み込むような音楽をお届けします。

プログラム31番 上田高等学校 クラリネット八重奏 「クラウナリー・フォー・クラリネッツ」

Clownery とは英語で「ピエロ」を意味します。 この曲は、多様に拍子が変化し場面転換が多いのが特徴です。 曲中で、ピエロが様々な表情や感情を魅せていく部分に注目してお聴きください。

プログラム32番 野沢北高等学校 クラリネット三重奏 「12の小品 作品49より」

曲中に多く出てくる細かいタンギングを3人でしっかり合わせることを意識しました。 3つの楽章で構成されており、それぞれが違った雰囲気で演奏されます。 1楽章は明るく軽快な曲調ですが、2楽章は悲しげであやしい雰囲気、3楽章では明るいながらもどこか暗い部分のある雰囲気で演奏します。 雰囲気の移り変わりに注目しながらお聴き下さい。

プログラム33番 上田千曲高等学校 サクソフォン五重奏「マネージ ドゥ ファンテージ」

タイトルの「Manége du Fantage」には「メリーゴーランド」という意味があり、曲の序奏はゆったりと、曲の中間はルンルンで、メリーゴーランドに乗っている様子をイメージして演奏しました。バリサクのすばらしいソロに注目してお聴きください!!

プログラム34番 上田染谷丘高等学校 サクソフォン四重奏 「サクソフォン四重奏曲第一番よりⅢ,Ⅳ」

この曲は、サクソフォン四重奏曲最古の曲として知られており、ヴァイオリニストであったサンジュレーによって、弦楽四重奏を意識して書かれたと言われています。曲中に出てくる4人でそろう部分、特に四分音符は弦楽器を弾いた時の音の勢いや音の形に近づけられるように、実際に弦楽四重奏曲を聞いてみることもありました。 楽譜通り正確に吹くことはもちろん、有名な曲という事もあって、ありきたりにならないよう、どうしたら自分たちらしさを創り出すことができるのか、全員で考えながら曲の理解を深めていきました。このアンサンブルを通して“曲を楽しむ”ということを、改めて学ぶことができました。

撮影日:令和2年12月19日