【ロビーコンサート】クラリネット&ピアノDuo(廣田 喜美・細井 美来)

クラリネット&ピアノDuo(廣田 喜美・細井 美来)

 世界的なパンデミックという経験したことのない状況下で当初は戸惑うばかりでした。ウィルスによって表現の
場が失われるとは想像もできませんでした。この度のことでは皆様それぞれにご苦労があることでしょう。この状況がいつまで続くのかわかりませんが、身近な方々とお互い励まし合いながら前を向いていけたらと思っております。
 また、今も病床にある方々に心からのお見舞いを申し上げます。一日も早い回復を願っております。その方々に
寄り添い治療を続けておられる医療従事者の皆様に心よりの感謝を申し上げたいです。

 私達に出来ることは小さな事ですが、心を込めて演奏しました。ほんの少しでも笑顔になっていただければ幸いです。またいつの日かステージで多くの皆さんと音の会話ができますように…聴衆の皆様と音楽の素晴らしさを分かち合える日がきますように…と願っております。

最後にこのような機会を作ってくださったサンテラスホールの皆様に心から感謝申し上げます。

廣田 喜美・細井 美来

廣田 喜美 (クラリネット)

日大芸術学部音楽学科を卒業。桐朋学園大学研究科を修了。スイスベルン音楽院 (現ベルン芸術大学)に留学。同大学院にて修士号を取得。
読売新人演奏会出演。日墺(オーストリア)文化協会コンクール入賞。現在フリー の演奏家として、また吹奏楽の指導者としても活動中。

2005年ロジャー & アビ・ラウザー夫妻と「Trio Ray」を結成。 2008年にはアメリカツアーを行った。
2016年、室内楽の仲間たち「ファンタジー合奏団」でCDをリリース。
2017年、上田市信州国際音楽村のプロジェクトに長年に渡り貢献したとして表彰を受ける。

ビュッフェ・クランポン公認アドヴァイザー
一般社団法人東京国際芸術協会ジュニアコンクール
審査員。
コダマ楽器音楽教室講師。
FM佐久平クラシックコーナー『ムジーク・ツァイト』
パーソナリティ。

クラリネットを北爪利世氏、小笠原長孝氏、クルト・ウェーバー氏に師事。

室内楽を北爪利世氏、白石隆夫氏、クルト・ウェバー氏、J.E.デーラー氏に師事。

細井 美来(ピアノ)

4歳よりピアノを始める。
桐朋学園女子高等学校音楽科、桐朋学園大学演奏学科を経て桐朋学園大学院大学修士課程修了後、軽井沢へ移住

第10回ちば音楽コンクール入賞。桐朋学園大学卒業演奏会に出演。第17回市川市文化会館新人演奏会オーディション最優秀賞受賞、新人演奏会出演。第16回吹田音楽コンクールピアノデュオ部門入賞。

重要文化財旧三笠ホテル創立100年記念コンサートや、軽井沢大賀ホールでの「はじめの一歩コンサート」「3.11チャリティーコンサート」「ショパン国際フェスティバルインジャパン」などに出演。

これまでにピアノを加藤伸佳、岩崎淑、三上桂子、中井恒仁の各氏に、室内楽を 岩崎洸、藤原浜雄の各氏に師事
合唱団の伴奏、また演奏活動や後進の指導にあたる。
佐久市在住。


2人は2007年にDuoを組み活動を始めた。〈3.11東日本大震災チャリティーみんなでつくるコンサート〉をはじめ各地のコンサートホール、幼稚園、学校、ホテル、レストランなど数々のコンサートに出演した。


最初にクラリネットとは

最初にクラリネットとはどんな楽器か少しお伝えしたいと思います。
クラリネットは管楽器の中で一番音域が広い楽器です。マウスピースの部分にリードをつけ息でリードを振るわせることによって音が出ます。小さい音から大きな音まで安定して出すことができることからいろいろな音楽のジャンルで用いられます。
どうぞいろいろな表情のクラリネットをお楽しみください。


♪誰も寝てはならぬ(ジャコモ・プッチーニ)

2006年トリノオリンピックの開会式でルチアーノ・パヴァロッティがこの曲を独唱され、フィギュアスケートの荒川静香さんがこの曲で素晴らしい演技をされ、金メダルを獲得したことによって一般の方々にも広く知られるようになりました。
本来はテノールのアリアですが、今回はクラリネットでお楽しみください。


♪グランド・デュオ・コンチェルタントより第三楽章(ウェーバー)

ウェバーが活躍していた同時期にベールマンというクラリネットの名手がいたため、ウェバーはクラリネットのための作品を沢山残しました。
この曲はクラリネットとピアノのために書かれた曲で、クラリネット、ピアノ共にとても華やかな表情の作品です。クラリネットだけではなくピアノのキラキラとした音色にも耳を傾けていただけましたらと思います。


♪インマー クライナー(A.シュライナー)

ドイツ語で「Immer Kleiner 」日本語に訳すと「だんだん小さく」さあ何がおきるのでしょうか?目を見開きよーくご覧になってください。

撮影日:令和2年6月21日 日曜日

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