野沢南高等学校 軽音楽部 「ALLY」

野沢南高等学校 軽音学部

野沢南高等学校軽音楽部は、例年、1年生から3年生までで30名程度の部員で活動しています。文化祭でのライブや部内ライブはもちろん、近隣の学校を招いての合同ライブなども実施しています。活動の最大の目標は、POWER LIVEと呼ばれる高文連の大会です。いつしか、「全国大会出場」が合言葉になり、近年では講師を招いた技術講習会を実施するなどして、実際にここ5年で3つのバンドが全国大会に出場しました。今年は、コロナ禍でなかなか思うような活動ができていない中、このようなステージを用意して頂いたことを本当にありがたく思っています。

野沢南高等学校 軽音学部「ALLY」メンバーより一言

グループ名【ALLY】は英単語で「盟友」と言う意味です。

【ドラム担当】
色々な事が中止になり、全てが無駄になる絶望に近い感情を抱いていました。そんな中、今回の無観客配信ライブで、自分たちのやりたかった事、表現したかった事を形にできる場を与えて頂て感謝しています。

【ギターボーカル担当】
今回の無観客配信ライブは、今までにない経験、貴重な体験になりました。撮影の実現に向けて色々な人に協力してもらった分、長野県だけでなく広い範囲の人に、年代も幅広く色々な年代の、より多くの人に見てもらいたいです。

【ベース担当】
新型コロナの影響で活動ができず、作曲しても披露する場がない中で、今回撮影して頂いたことで自分たちの作った楽曲を色々な人に聴いてもらえる機会を得ることができたことを嬉しく思っています。新型コロナで活動に制限が出てしまいましたが、同時に、音楽の新しい在り方を考えることができたとも感じます。

野沢南高等学校軽音楽部 顧問の先生より一言

本校の軽音楽部は、ほとんどの生徒がバンドや楽器の経験なしで入部して来ます。最初は思うように行かず、日々の練習も地味な基礎練習が中心。それでも地道に続けることで徐々に芽が出て、最後に大きな花を咲かせます。高校生は可能性に満ちていて、ステージに立つ毎に、その花はより大きく、より美しくなります。今年はなかなかステージに立てる機会を提供できなかったのですが、最後の最後にとても大きなステージで満開の花が咲いたと感じています。

演奏曲(生徒自ら作詞、作曲したオリジナル曲)

曙光‐しょこう‐(Original Song)

私たちが初めて作ったオリジナル曲です。もっと強く生きたいと思う自分、でもそうできない自分。そんな高校生の等身大の葛藤を歌った曲です。ギターソロではなくベースソロ、メインボーカルが1パートだけ入れ替わるのが見どころです。

夢幻‐むげん‐(Original Song)

高校生活最後の県大会、そして出場が決まっていた全国総文祭で3年間の活動の全て、3年間の思いの全てを出し切れるように、と作ったオリジナル曲です。夢と現実、大人と子どもの間。そんな立ち位置にいる今の自分たちの思いを表現した曲です。間奏のボーカルのセリフが、曲の雰囲気、バンドの雰囲気に合っているかなと思っています。

FAKE-フェイク‐(Original Song)

部活を引退した後、この撮影に合わせて作った、高校生活の中では最後となるオリジナル曲です。これから新たな道に進むにあたって、偽りを捨てて自分を開放して前に向かって行こうという気持ちを表現しました。今までにやって来た事だけに捕らわれず、自分たちのやりたい事を凝縮した曲になりました。ボーカルのアカペラパートにも初めて挑戦しました。

撮影日:令和3年2月7日