第69回ピアノのふゆべ 「ロベルト&クララ・シューマン」ピアニスト百瀬功汰

Presented by株式会社協立商会 
第69回ピアノのゆふべ 「ロベルト&クララ・シューマン」
ピアニスト 百瀬功汰

この度は、大変な時期にもかかわらず、演奏の機会をいただき、ありがとうございました。収録のお話をいただいて、当日を楽しみにしていました。収録の経験は多くはないので、当日は普段のコンサートとは異なる緊張がありましたが、自然が多く静かで落ち着いた東御市で、リラックスして演奏できました。サンテラスホールの皆様をはじめ、関係者の方々にはご尽力いただき、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。演奏会に来ていただいた方にも、来られなかった方にも、聴いていただけましたら嬉しく思います。

ピアニスト 百瀬功汰 プロフィール

5歳よりピアノを始める。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)、桐朋学園大学音楽学部、桐朋学園大学大学院音楽研究科修士課程を経て、現在修士修了後履修生として在籍中。
第8回東京ピアノコンクールピアノ協奏曲部門優秀伴奏者賞受賞。第9回東京ピアノコンクールピアノ協奏曲部門第1位、併せて全部門最優秀賞受賞。第28回日本クラシック音楽コンクール全国大会大学男子の部第5位。桐朋学園大学ピアノ専攻卒業演奏会、桐朋学園大学卒業演奏会に出演。桐朋学園室内楽演奏会にピアノトリオと2台ピアノで出演。
ピアノを渡辺かおる、斎木隆、仲道郁代、練木繁夫の各氏に師事。室内楽を斎木隆、亀井良信、山崎伸子、練木繁夫の各氏に師事。2台ピアノを加藤真一郎、藤井一興の各氏に師事。

演奏曲

クララシューマン: 音楽の夜会 Op.6から 第2曲 夜想曲

ピアニストとして有名なクララですが、作曲家としても素晴らしい曲を残しています。 この曲は、1835年クララが16歳の時に作られた曲集【音楽の夜会 Op.6】から2曲目の夜想曲です。夜想曲(ノクターン)は、ショパンが発展させたジャンルであり、今でもノクターンといえばショパンというイメージがありますが、クララのこの作品も歌曲風で優しさにあふれるショパンの影響が見られます。

ロベルトシューマン: 子供の情景Op.15から トロイメライ

【子供の情景 Op.15】は、1838年シューマンが27歳の時、クララとの結婚をクララの父親に阻まれていた時期に作曲されました。全部で13曲からなるシューマンを代表する作品であり、彼自身も自分の最高傑作の一つと考えていた作品です。 子供の情景というタイトルですが、子供が弾くために書かれた作品ではなく、クララやクララとの将来のことを思って書いた、大人のための作品です。 その中でも特に有名な7曲目のトロイメライは、日本語では夢・夢想・夢見ごこちという意味です。

撮影日:令和3年10月15日